目指せ!47歳からの司法書士受験!

法律初学者のおっちゃんが合格するまでやりますよー

「スキマ時間」に勉強できる?

通信講座はどこにしようかいろいろ考えたのですが、値段が決め手になって「スタディング」というところにしました。LECや伊藤塾などの有名予備校はとても効果的とネットでの評価は高いです。その代わりなかなかいい金額になりますよねぇ…。でもスタディングは何と10万円を切る価格なのに、司法書士試験の科目すべて(記述式も含む)の講座を受講できるのですよ。ただし合格者数とか合格率のような実績はよく分かりません。通信講座だけだと受講者が合格したかどうか調べようがないですもんね。

 

スタディングでの学習は、ネットで視聴する動画による講義を受けて、その直後に過去問から抜粋した問題集をやる、これの反復です。そして「スキマ時間に勉強できる」ということを強くアピールしています。一つの講義が概ね30分前後だし、択一式の過去問集は○×式クイズに解答するような感じでサクサク進められます。これで、電車の中とか寝る前とかちょっとした空き時間に勉強できるってことなんですね。自分は毎日iPhoneiPadを持ち歩いているので、やろうと思えばいつでもどこでもやれるわけなのです。

そして全体的な学習方法として、動画の視聴はサラッと終わらせて、あとはひたすら過去問を解きまくるアウトプット重視のやり方を推奨しています。動画を見るとかテキストを読むとかの勉強方法って、確かに知識のインプットというか詰め込みに偏りがちになりますしね。受験勉強をもっと実戦的(実務的かどうかは分かりませんけど)なものにしようってことなのだと思います。また、初期のガイダンスでは、分からないことがあってもあまり気にせず取りあえずどんどん先に進んで下さい、それから過去問を解くとき最初は問題の意味が分からないかもしれないけどすぐ解説を読んでいってください、と言われます。まず全体像を掴めば細かいことを覚えやすいでしょうから。

 

とはいえこの「スキマ時間」にちょこちょこ勉強というコンセプトは、自分のような初学者には到底ムリだなぁとすぐに思いました。まず、講座の内容が結構ハードで、きちんと集中して理解するぞ!覚えるぞ!と思って視聴しないと内容が頭に入ってきませんし残りません。電車の中でちょこちょこ…では本当にただ聞き流しているだけになってしまいます。過去問の方は、意味が分かるようになれば解説が簡潔かつ的を射ているように思います。でも意味が分かるというレベルにいくまでがなかなか大変。動画を1回見ただけでは、問題の意味も解説の意味も分からないって感じです。多分ですけど、法律の学習経験のある人が、知識の再確認をしたり出題ポイントを確認したりするのにスキマ時間を使ってちょこちょこ進めるのにはコンパクトにまとまっていて良いかもしれません。でも初学者には正直厳しいところがありますね…。

なので動画を見るときは落ち着いて気合いを入れて見るようにしました。民法不動産登記法は3~4回見ると大まかな内容が頭の中に整理されてきて、過去問を使った勉強ができるようになる気がします。3~4回って結構時間がかかるんですけど、何しろ初学者なので、ベースの部分を作るのに時間をかけるのは仕方ないかなと思います。