目指せ!47歳からの司法書士受験!

法律初学者のおっちゃんが合格するまでやりますよー

今さらですが行政書士試験

ちょこちょこ言ってますが、昨年11月8日に実施された行政書士試験を受験しました。自分にとっては人生初の法律科目の試験とあって結構緊張しました^^; 合格発表日の1月27日が近づいてきてますし、思ったことを書いておこうと思います。

 

司法書士試験を受ける人は行政書士も受ける(受けた)場合が多いと思いますけど、これはいくつかの科目が重なっているからです。具体的には憲法民法、商法・会社法が重複しており、同じ法律系の資格だし一方を勉強しておけば他方にも役立つだろうというわけですね。行政書士試験独自の科目としては、何と言っても行政法があります。民法と違って馴染みのない話が多く、最初はちょっと取っ付きにくいと思いました。また、行政書士試験は行政法1問+民法2問の記述式問題がハイライトと言えるでしょう。それぞれ40字程度で答えを書くのですが、この字数で法律的に必要充分な内容の作文をするにはコツがいると思います。

それから行政書士は法律科目だけでなく一般知識という科目が出題されます。しかしこれが曲者で、大まかな出題傾向はあるものの範囲が広すぎて対策のしにくい受験生泣かせの科目です。と言って捨ててしまうわけにもいきません。何と、法律科目と一般知識のそれぞれに足切り点が設定されており、いくら法律科目で高得点を取っても一般知識で足切りに引っかかると不合格になってしまうのです。だから、一般知識は比較的対策のしやすい情報通信、個人情報保護、文章理解を確実に取りにいって足切りをクリアするというのがセオリーになってますね。

 

で、昨年4月の在宅勤務中に勉強を開始しました。最初は何をすればいいのか分からなかったから、ネットでテキストを検索して何種類かAmazonで注文してみて、理解しやすかった「国家試験受験のためのよくわかるシリーズ」を読んでいくことにしました。でも結局最後まで使っていたのは「よくわかる行政法」だけだったなぁ。過去問を解くのが効果的というのもネットで見て、早速LECの「出る順ウォーク問過去問題集」を買ってパラパラ見てみたんですけど、最初は全然解けませんでしたね。6月からは出勤になるとともにスタディングの司法書士講座を受講し始めたので民法はそちらで勉強し、憲法は「憲法判例50!」という読み物風の本を読んでおきました。それで行政法民法憲法の過去問を曲がりなりにも回せるようになったのは7月か8月くらいになってからでしたかね~。しかも夏は暑くて中だるみしやすいというか(^^; 会社法は「よくわかる会社法」を2回くらい通読しただけで過去問もあまり解けない状態のままでしたが、10月後半からスタディングで会社法の講義が始まり、行政書士の頻出分野である設立のところを直前に見ておきました。

 

 一般知識の対策は、情報通信や個人情報保護の部分についてだけ伊藤塾やLECのテキストを読んで、あとは10月に入ってから過去問を解いてみて分からないところをテキストで復習するって感じでやってました。政治・経済・社会は正直歴史クイズや時事クイズみたいなものだし、知らないことが問われたら諦めるしかない…と割り切りました。文章理解は、解き方の法則がある!と言われたりしますが、自分の場合は説明を読んでもまったく理解できないし解けるようにもならなかったので、そういうのは全部忘れて普通に読んで普通に解答することにしました。

 

そして試験本番の1週間前になってから、LECの「出る順行政書士 当たる!直前予想模試」というのを買ってきました。これは模試3回分+2019年の本番の試験問題がセットになったものです。よ〜しここから一気にラストスパートだー!と思っていたんですけど、間の悪いことに仕事が重なってなかなか勉強時間が取れず、結局2回分くらい解くのがやっとでした。まあ、制限時間3時間の試験問題を1週間のうちに4回も5回も解くなんて、そもそも気力が続かないです(^^;

 

…と、思い返してみるとそれなりに時間はあったはずなのに、結構やり残してる感がありますねぇ。行政書士受験に関連するYouTubeの動画を見ていると肢別過去問集を何十周もするって人がいるし、予備校が無料で公開している動画などでは行政法は条文の素読が必須なんて言ってたりして、それと比べると自分は明らかに勉強不足だなぁ…と思ったのですがもう時間切れで仕方ないのですよね。ということで次回に続く。