司法書士になったら
ところで、今は普通の会社員をやっているわけなんですけど、司法書士試験に合格して晴れて司法書士になれたらどうしようかな~と考えることがあります。つまり、どこかの司法書士事務所に入って勤務司法書士としてやっていくのか、それとも独立(即独)して一人でやっていくのか、ということです。基本的にどちらかの働き方になるようですね。
まず勤務司法書士として事務所に勤務する場合、その事務所がどんな業務をメインでやっているかでその後の自分の得意分野みたいなものが変わってきそうです。何しろもう47歳ですから、若い人みたいに満遍なく全ての分野を経験してから自分のやりたいことを決める…といったやり方をしている時間は多分ありません。自分が興味のある、向いていそうな分野に狙いを付けて就活する必要があるでしょうね。どんな登記でも、どんな相談でも仕事として請け合えるとなったらカッコいいですが、自分の能力でそこまでやれるかは…^^;
独立は、自由に仕事ができる!てイメージですよね。勤務司法書士は資格があるとは言っても立場としてはサラリーマン的なものだと思うのですが、独立したら正真正銘フリーランスというか経営者というか、自分一人だけで好きな仕事をして、好きなように働いて、好きなように事業展開していくことができるのです。司法書士を目指しているなら、実際するか、いつするかはともかく、独立を考えたことがない人はいないでしょうね。しかも現状サラリーマンとして働いている立場からすると、独立は本当に憧れます! とはいえ、それは食っていける程度に仕事が取れればの話。そして仕事を取るには営業力が必須となります。間の悪いことに年々登記の件数は減っているらしいですし、資格がありさえすれば食えると言えるほど恵まれているわけではないようです。しかしこの営業というは、自分にとって一番苦手な仕事なのです。どうしたものか…
自分の仕事の実力がどの程度かというのも、何の指標もないと分からないし、分からないのに独立を決断できるだろうか…とも思えます。特に即独は、本当に右も左も分からない状態で社会に出るのですからね(笑) 申請書の書き方は試験で勉強するとしても、ちょっとイレギュラーな依頼があったらどうするか、本人確認ってどうやるのか、報酬はどのくらいの金額なのか、払ってくれないお客さんからどうやって取り立てるのか等々、考え過ぎでしょうか? でも事務所で働いていればこういうときの対処の仕方を先輩から学ぶことができますし、他にもさまざまなノウハウを学び取れる可能性があります。どこかの事務所で修行してから独立する方が、実力的な不安は少なくなりそうですよね。
しかし現実には、分からないことを先輩から学ぶと言っても手取り足取り教えてくれるほどヒマな事務所なんてないでしょうし、相当部分は自分で調べて解決しなければいけないのでしょう。それなら最初から自分で必死に何とかするのもアリかな…という気も。せっかく独立できる資格があるのなら、それを最大限に活かして自分の好きな仕事をやり込んでいくのは働き方として理想的ですよねぇ。
ここで、すでにご活躍でいらっしゃる司法書士の先生方がどのようにお考えなのかを聞いてみたいと思います。まず、独立しやすいというご意見から。この動画での中川先生のお話はどちらかというと若い方向けで自分くらいの年齢層の人には当てはまらないかもしれないのですが、いつも楽しみに見させていただいております。
一方、やはりある程度実務経験を積んでから独立開業した方が良いとのご意見もあります。いきなり開業した場合、最初のお客さんには確実に迷惑をかけることになるでしょうというお話には冷や汗が出ますねぇ。
勤務形態と年収に関して、こういう話もあります。
う~ん。社会全体の流れとして働き方が多様化しているし、司法書士の業務内容も単に登記手続きをするだけというものではなくなっているという中で、司法書士の働き方にもいろいろな可能性があるということでしょうか。まあでも、資格が取れないことには全てが絵に描いた餅です。まずは試験に合格しなくちゃ〜^^;