通勤電車の混雑率
ちょっと前のリリースですが、国土交通省が2020年度の鉄道の混雑率調査結果を発表しています。新型コロナ感染症の影響で、2019年度に比べて混雑が大幅に緩和されました。
東京圏の平均混雑率は、2019年度:163%だったのが2020年度:107%へと劇的に低下。確かに去年からテレワークする人が増えて、朝の電車が目に見えて空いてる感じになりましたもんね。自分が利用している都営大江戸線の数字はこの資料には出てませんけど、去年4月に初めて緊急事態宣言が発令されたときは、朝の最混雑時間帯でも余裕で座ることができました。でもすぐ在宅勤務になったので、ガラガラの電車で通勤したのはほんの2〜3日だけのことでしたが。今はさすがにガラガラということはなく、一番混雑する区間で立席の人が結構いるな〜というくらいの混み具合になりました。といっても、コロナ前に比べたら全然空いてますけどね。
混雑する路線の混雑率がどのくらい低下したかを具体的に見てみると(2019年度→2020年度)、メチャクチャに混むことで有名な東京メトロ東西線は199%→123%、東急田園都市線は184%→126%、JR総武緩行線は194%→111%などと、まるで朝ラッシュ時の満員電車が解消されたかのような数字が並びます。まあこれは昨年度の数字なので、今はどの路線ももっと混み合っているはずですけど、それにしたってコロナの影響は大きかったということが分かりますね。
ちなみに、2020年度におけるJRの最混雑路線は武蔵野線で134%、地下鉄は都営三田線の129%でした(民鉄は上に挙げた東急田園都市線)。武蔵野線はコロナ前から激しく混雑してましたよね。三田線はちょっと意外な気がします。数字だけで言えば田園都市線より混んでいることになるんですから。でも三田線は近いうちに8両編成に増結されるそうなので、もう少し楽に通勤できるようになりそうです。良かったですね(^^)
それにしても今のコロナ騒ぎが収まったら、またギュウギュウ詰めの通勤電車が復活するんでしょうかね? もういい加減、非効率な通勤の強制はやめてほしいと思います。製造業とか医療関係とかに携わる人が職場に行かなければ、というのは分かるのですが、純粋な事務の仕事なんかだと自宅のPCがネットにつながってれば、セキュリティさえちゃんと確保できれば何も支障がないよなぁと思ったりします。
では、司法書士みたいな仕事はどうなんでしょう? 単に書類をやり取りするだけならネット上で完結できそうですけど、例えば遺言や相続の込み入った相談なんかは面と向かって話したい…と思う人が多いかもしれません。となると、事務所なりお客さんのお宅なりへ出向く必要がありますね。通勤というのとはちょっと違うかもしれませんが。