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一般病棟(個室)での出来事(4)

6月10日。いつも通り起床しルーチンを終え食事を食べようとしたら、看護師さんに「今日、大部屋へ移るかもしれません。これから先生に確認して、OKなら移動しますよ」と言われました。大部屋に移るってことは、割と普通の?入院患者生活ができるはずです。多少自由に動けたりするのかもと思うと、すごく楽しい気分になったのですが、この時はまだ膀胱パルーンが付いたまま。鼻カニュレも取れていませんでした(集中治療室にいた時に付けていたのより一回り細いカニュレになってましたが)。しかし大部屋に行くと自分でできることは基本自分でやることになると思われ、いろいろ管が付いたままでは動きが取れないのでは?とか、いきなり一人でトイレ行けるのか?とか疑問に思っていたら「移動することになったら、管取っちゃいますね。トイレも自分で行くことになりますけど、ちゃんと看護師が補助します。私たち、そんなスパルタじゃないですよ笑」。それなら安心…でもないか^^; でもまあ、着々と自由度が高まってくるのは嬉しいです。

 

食事が終わってしばらくすると看護師さんが紙袋を持ってきました。「お家の方から差し入れですよー」。やった、これでスマホが手に入る! もう二度と退屈な時間を過ごさずに済むんだ! iPhoneiPadを手にしたら、砂漠を彷徨って喉がカラカラに渇いて力尽きそう…て時にようやくオアシスに辿り着いたような気分になりました笑 他に、音楽を聴くためのイヤホンとか、パンツ型のオムツとか、ボディソープと歯磨きセットとか、自分用の履き物などもあって、普通の入院生活に必要なものが一通り揃ったのでした。いやー、家人にもいろいろ世話になってますね。

「それと、やっぱり今日大部屋に移ることになりましたよ。向こうの準備もあるので、午後になったら移動になると思います」とのこと。息苦しくなったりすることはないですか?と軽く聞かれて鼻カニュレが取られ、さらに尿管のカテーテルも外されました。あの尿管の管がなくなると、腰というか股のあたりが軽くなった感じがしますよね。付けてる間はそんなに違和感あるわけでもないんですが。いろいろと管が取れて、取りあえずの移動の自由確保だー!と思ったら「勝手に歩き回ったらダメですよ。トイレに行きたいときは必ずナースコールで知らせて下さい」と注意されました。というのは転倒の危険があるからです。勝手に歩いて転んで頭を打つ…という事故が実際に起こるそうで、「それで頭の手術となったら、さらに入院期間が延びちゃいますからね」と、くれぐれも注意してと念を押されました。でもトイレに行きたくなるごとにナースコールって、なかなか気が引けるのですよね…。

 

それはともかく、「大部屋に移動する前にお風呂に入りましょう」と言われたのは嬉しかったです。何しろ一般病棟に移る前の日に頭を洗ってもらって以来、汗をかいたらかきっぱなしでもう5日目に突入しており、自分でも頭から浮浪者っぽい臭いがして非常に不快でした笑 とはいえ、実際お風呂に入るのはかなり大変。ユニットバスの中に椅子があり、それに座ってシャワーを浴びればよいのですが…そこまで看護師さんの手を借りるわけにはいきません。というかその前に、ベッドからシャワーまでの移動距離はほんの2〜3m程度なのに、物凄く遠く感じます。ふくらはぎが痛くて、ちょっとずつしか歩けないのです。でもどうにか椅子に座って服を脱ごうとしたところで「もし途中で気分が悪くなったりしたときは、そこの呼出ボタンを押して下さい。ボタンを押さなくても時々外から声をかけますから返事をして下さいね。終わったらやっぱりボタンを押して下さい。移動するとき私が見てないと危ないので」と言われました。転倒防止についての気の付け方は、思った以上に厳重みたいです。

さて、服を脱いでシャワーを浴びると、ホントに生き返ったような気分になりました。コロナ前は当たり前にやっていたことが、一つ一つ有り難く思えます。でも腕の力がないからか、頭をなかなか上手く洗えません。仕方ないので時間をかけてちょっとずつ洗いました。身体を洗うのはそんなに苦労しなかったような。そうやっている間に、外から何回か「大丈夫ですかー?」と言われるので、その度に「大丈夫でーす」と答えてました。20分ほどかけてシャワーを終えて、今度はパンツ型オムツを履くところが大変。足が上がらないので立ち上がった状態では履けないのです。仕方ないので看護師さんに手伝ってもらいました^^; まあでも看護師さんは「昨日に比べたら受け答えなんかがしっかりしてきましたねー。昨日は薬が抜けきってなくてポワッとしてましたもん」と言ってました。そんなに違うものなんですかね。

 

一日にいろんなことがあって長くなりますね。ということで次回へ続く。