目指せ!47歳からの司法書士受験!

法律初学者のおっちゃんが合格するまでやりますよー

アンサンブルの練習

来年早々、自分が所属している音楽サークルの本番に出演することになりました。いろんな音楽団体が出演するイベントがあって、そのうちの一つとして演奏します。今年1月にも開催されるはずだったのがコロナ禍の影響で延期され、来年1月に改めて行われることになったのでした。そんな余裕ぶっこいてていいのかと言われそうですが^^;

しかも、今回担当するのはヴィオラヴィオラの構え方とか弓の持ち方とか基本的な弾き方はヴァイオリンと同じで、ヴァイオリンより一回り大きくて、ヴァイオリンより少し低い音が出ます。譜面が見慣れないハ音記号で書かれていたりするので、ヴァイオリンから移る人は少し慣れが必要ですね。もともと今回のイベントには参加するつもりはなかったのですけど(司法書士試験の勉強もありますし)、ヴィオラを担当していた人が仕事の予定でどうしても出られなくなってしまって、その代役ということで自分にお鉢が回ってきたのでした。それにしても、退院以来まだヴァイオリンに触ってない状態でヴィオラなんて引き受けて大丈夫なのかな?

 

さて、ヴィオラの弾き方は基本ヴァイオリンと同じ…なのですが、実際は全然別の楽器です。まず、物理的にヴィオラはヴァイオリンよりも大きくて重い^^; しばらく弾いていると、腕や肩や首筋にヴァイオリンでは感じなかった疲労を感じます。それからヴィオラはヴァイオリンよりも太さのある弦を張ってあるのですけど、それを鳴らすためには右腕に重さを乗せなければいけません。厚みのある箱のサイズと相まって、楽器を鳴らすのにヴァイオリンよりもパワーとスタミナを要求されます。背中の筋肉使ってるなーて感じがするというか。重いものを動かすのは大変なんですねぇ。

また、自分の持っているヴィオラ胴長395mmでヴィオラとしては小さめの楽器です。それに対して一般にアマチュアオーケストラなどで日常的にヴィオラを弾く人の楽器は405~410mmであることが多いと思います。これ、たかだか1cmか1.5cmの違いじゃないかと思われるかもしれませんが、構えてみるとボリューム感が全然違うのですよ^^; 胴長が10mm長いだけで遙かに大きく重く、指板(胴から伸びる黒い板のことです)が遠くなったように感じられます。同じサークルの他のヴィオラの人の楽器をちょっと借りてみると、自分の小さな楽器でさえヘトヘトになってしまうのに、こんなに大きな楽器を弾き続けられるなんてすごいな…と思ったりします。ちなみにヴァイオリンの胴長は約360mm。小さなヴィオラとでさえ35mmもの差があります。これはもう全くの別物なのですよ。

それから、ヴァイオリンやヴィオラは指板の上で弦を押さえて出す音の高さを決めているのですが、楽器の大きさというか弦の長さが違うと押さえるべき位置も違ってくるのです。だから普段ヴァイオリンを弾いている人がヴァイオリンと同じ感覚で押さえると予想外の音程の悪さにびっくりすることも笑 逆にしばらくヴィオラを弾いていて、急にヴァイオリンに戻ると小さくて狭くてちょっと苦労します。あと上にも少し書きましたが、ヴィオラの譜面は音部記号として基本的にハ音記号が使われています。ヴァイオリンはト音記号、ピアノは右手がト音記号で左手がヘ音記号となっているのが普通で見慣れていますが、ハ音記号は最初何の音のことなのか分からなくて混乱してしまいます。慣れの問題といえばそうなのですけど、たとえばヴィオラがdivになっていて練習してきたのとは違う方をいきなり弾けと言われたらお手上げです笑

 

ところで、普段音楽は聴かないけどアマオケなどの演奏を聴きにきてくれた知り合いはもちろん、オケのメンバーでもヴァイオリン・ヴィオラ以外の人から「ヴァイオリンが弾けるのならヴィオラも弾けるでしょ。どっちの楽器も弾けるなんていいね!」と言われることがあります。しかし上に書いたような事情があって、そんな簡単に行ったり来たりはできません^^; アマオケでも普段ヴァイオリンをやっている人が臨時にヴィオラに入る、あるいはその逆、ということはまず行われていないと思います。もちろん、個人的な趣味興味の対象としてヴァイオリンの他にヴィオラを弾く(自分はそういう感じです)とか、ヴィオラの人がヴァイオリンも弾くとかいうのは普通にありますが、アマチュアのレベルでさえも普段ヴァイオリンを弾いている人がオケのヴィオラを弾くのは(またはその逆も)相当に難しいのです。ヴィオラを弾く人はヴァイオリンの経験者が多いのに、それでもオケでヴィオラになったらヴァイオリンを担当する機会はほぼないはずで、それはヴィオラにはヴィオラの弾き方というか専門性があるからなのですよね(実はヴァイオリンの方が人数を確保しやすいのにヴィオラは少ないからヴィオラから抜けるのはほぼ不可能でもあるのですが)。

では今回の音楽サークルはどうなのかというと、人数がオーケストラよりもずっと少なく、一人でいくつかの楽器を担当することも普通なのです。弦楽器とピアノ、管楽器とピアノみたいなことをやれる人は積極的にやっているし、パート間の移動も柔軟(あ、管楽器の人が違う楽器に移るのは難しいと思います。たとえばクラリネットの人がオーボエを始めたから本番で吹きたいと言ってもさすがになかなかOKは出ないでしょうね^^;)で、それがこの団体の魅力ではあるのですが…。ことヴァイオリンとヴィオラの移動は、少なくとも自分には荷が重い笑 そういえば、この団体のヴィオラはみな上手な方ばかりで、本来自分が代役に入ることなんて無理なんですけど…編成上ヴィオラがいないと仕方ないからアイツを呼ぶか…て感じだったのでしょうかね。自分ももっと上手くなりたいものです^^;

 

どうもヴァイオリンやヴィオラに関する話は愚痴っぽくなっていけませんね。単純に楽しくやれるように気持ちを持っていこうと思います。