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限界ニュータウン?

限界集落」+「ニュータウン」=「限界ニュータウン」ということで、ニュータウンとはいいながら高齢化と人口減少が著しく進んでいるところが限界ニュータウンと呼ばれたりするようです。ニュータウンというと、まず都心から少し離れた場所に鉄道の駅があって、そこから街路樹のある道路が緩やかな丘陵地帯に延びていて、その両側に家や団地が建っている…みたいな漠然としたイメージがあります。東京近郊でいえば多摩ニュータウンみたいな感じですかね。法律的にどんな住宅地をニュータウンと呼ぶみたいな決まりはないようですけど、Wikipediaを見てみたら国土交通省で一定の基準に該当するものをリストアップしてたりするようです。

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ここに国交省基準による一覧表が載っています。自分の実家も、その一覧表にリストアップされているニュータウンの端っこにありました。山を切り開いて造成されたところが多く、駅から遠いところはバスに乗る必要があったりして公共交通機関での移動は苦労させられますね。なので基本は車移動です。でも実家は最寄駅から徒歩で25分くらいかかる遠さなのにバス路線がなく、自分で運転のできなかった子供時代のことを今思い返すと、移動の制約ってあんな感じなんだなぁと思ったりします笑

 

ところで、このリストに入っていない住宅地でも「ニュータウン」を名乗っているところはいろいろあるわけで、たとえば限界ニュータウンとしてはおそらく日本一の知名度を誇る?であろう、北摂マチュピチュこと「茨木台ニュータウン」の名前も見当たりません。でもWikipediaには解説があります。

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茨木台ニュータウンは、茨木台という名前なのに大阪府茨木市ではなく京都府亀岡市にあります^^; 茨木台の場所を地図で見てみると、茨木駅からも彩都西駅からも亀岡駅からも遠い山の中にあるのですね。駅から徒歩でのアクセスは不可能で、バスならJR茨木駅か阪急茨木市駅から小一時間かけて最寄の停留所まで乗ってきて、そこからさらに坂道を登る…ということになります。だからここに住むのなら自家用車は必須です。でも茨木市側からのアクセス道路にはバリケードが2ヶ所あって慣れない人はなかなか進入できないようになっているし、反対に亀岡市側は府道43号や府道46号から山道を延々と辿ってくることになるのですかね。ストリートビューで見る限り路面の状態は良く、冬でなければ乗用車はもちろん4t車等で行き来するのも問題なさそう。まあ、茨木台から京都府側に降りる人はあまりいないかもしれませんが。

 

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で、なぜ唐突に茨木台の話が出てくるのかというと、茨木台に土地と家屋を買ったという方の動画を見たからです。この動画のうぷ主さんは、自分で綺麗にリフォームして茨木台ライフを楽しんでおられるようですね^^ 日々の買い物と、いざというときの医療機関へのアクセスさえ何とかなれば、意外と住めば都って感じで暮らしていけるのかもしれません。“限界”という言葉から想像されるようなボロボロの空き家がいくつも立ち枯れている…みたいな感じではなく、家がそれなりに固まっているところは普通の住宅地のようです。実際、茨木台は上記したようにある意味有名な場所なので、ネット上に訪問記などは割とたくさんあるのですよ。そして、こんなアクセスが悪くて、急坂ばかりの土地で生活なんて…とか、街の中にコンビニエンスストアー高田屋しかない(でも店舗は開いておらず自動販売機のみ営業)とかいうような内容で、過酷な生活を強いられるのに住んでるなんて物好きなんだねみたいな論調であることが多いのです(それを面白がって読んでいる自分も同類であることは否定しませんが…)。でもこの動画によって、実際に住んでいる人の目線での茨木台というものが分かって、とても新鮮で面白かったです。限界ニュータウンの限界性一辺倒な内容ではなく、もしかしたら何とか暮らしていけるのかも…みたいな現実感が湧いてきますね!

とはいえ、街の様子を見た感じでは、空き地が多くて、近所の人が畑として利用しているところはともかく、そうでないところは雑草雑木が生い茂ってちょっと荒れた雰囲気なのは気になります。もともと茨木台は別荘地で(茨木台の中の一地区である松風台というネーミングなんかはまさにそんな感じですよね)、バブル期に不動産価格が高騰してマイホームが持ちにくくなった人たちを当て込んで造成地を拡大したらしいのですけど、正直ここから大阪方面へ通勤するのは…。でもまあ、別荘地と考えるならあまり便利すぎるところは所有する意味が逆にないとも言えますよね。ニュータウンだと思うから限界とか何とかいう話になるのであって、別荘地としてならむしろ大阪から近すぎる、という感じすらしますし。または、軽井沢とか八ヶ岳の麓の別荘地に家を買って、そこから東京へ通勤することのナンセンスさと同じようなものかな、と^^;

 

というわけで、完全に趣味の話でした。あ、自分は多分一生東京から離れることはできないな~と思っています。一度この便利さを知ってしまうと、もう実家のような土地には戻れないですね…。