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民事裁判もリモートで

世の中IT技術の発達によってリモートでできることが増えてきました。リモートワークとかテレワークとかいうのも、数年前まではあまり一般的ではありませんでしたが、コロナの流行によって一気に定着しましたし。そしてついに、民事訴訟についても全面的にリモートでやれるようになるそうですよ。

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出向かずにやれる手段があるのに出向かなければいけないなんてバカバカしいにもほどがあるので、大変結構なことだと思います^^ 弁護士が訴訟代理人になる普通の訴訟では訴状はネットでの提出が義務付けられるし、口頭弁論は弁護士事務所でウェブ会議システムなどが利用できるし、判決もデータで交付してもらえるし、訴訟の当事者にとってはとても良いことですね。

それに、現在は請求額が比較的少額なのに被告となるべき相手方が遠隔地にいるなんてときは泣き寝入りせざるを得ないってことがあったそうですけど、オンラインで裁判できるとなれば積極的に訴訟に打って出やすくなりそう。裁判というものが少し身近になるかもしれませんね。

 

ところでこれ、証拠とか証人とかはどうするんでしょう? 当事者がウェブ会議システムで会話するのは認めるのだから、証人が証言するのもウェブ会議システムで良いってことなんでしょうかねぇ。あとこれは当事者についても言えることですが、裁判官が心証を得るのにウェブ会議システムでも良いというのはちょっと意外な感じもします。この人、口では調子のいいこと言ってるけど目が泳いでるな~、みたいなことってウェブ会議システムでも分かるんですかね。いや、分かるのは分かるでしょうけど、以前のように法廷に出頭している人から心証を得るのと同じようにできるってのは、何だか少し不思議だなぁと思います。まあ、裁判の実務を知っているわけではないので的外れな感覚なのかもしれませんが。

それと、裁判の傍聴ってどうするんでしょうね? 裁判所チャンネルみたいなものが開設されて、対審が非公開とされない限りは誰でもアクセスして見られるようになったりするんでしょうか。これも裁判が身近なものに感じられるきっかけになるかもしれないし、悪くないことのように思います。自分もわざわざ裁判所まで傍聴に出かける気にはなりませんけど、自宅でネットで見られるのなら見てみたいですし^^ 自宅にいるのならメモも取り放題ですね! でも自宅のPCで傍聴となると、勝手に録画する人とか出てきそうです。そして録画したとなったら、当然ネットで公開しちゃいますよね。対審は公開が原則といっても、勝手に録画、勝手に公開となるとどうなんでしょう? しかしアメリカの法廷の様子なんかは、たとえば未成年の被告人が超長期の懲役を言い渡されて絶望して泣き叫ぶ場面がYouTubeで晒されていたりしますし、日本も将来的にはそうなっていくのですかねぇ…(今回は民事だけの話ですけど)。

 

ツイッターとか見てたら、裁判所のIT化に伴って本人訴訟のサポートを弁護士に任せるかどうか検討しようみたいな話が出ているそうです。…それはいくらなんでもナイんじゃない?と思うのですが^^; さらに本人訴訟サポートのイメージ映像がこちら。

やっぱり訴訟て大変なんですね。

 

まあでも、手間や時間が節約できる便利なものがあるのなら使わない手はありません。裁判のような高い厳格性が要求されるものまでオンラインでやれるなんて、時代が進んでいるのだなぁと思いました。この調子で、司法書士試験の出願や受験料の支払いなんかもオンラインでできるようになるといいですね。同じ法務省の管轄なんですし笑