合同説明会行ってきました
7月16日、リーガルジョブボード主催による「サマーインターン合同説明会」に行ってきました。何日か前に書いた通り、比較的大きな司法書士事務所10カ所以上が一堂に会する司法書士受験生向けイベントです。こんな機会はなかなかない!というアオリ文句に惹かれて、今年の試験が終わってから申し込んでみました。定員100人とかだったような気がするし、試験終了後の申込みなのでもういっぱいかもな…と思ったのですが、すんなりと受付されたのでした。
さて当日、浅草橋の会場へ出かけました。合同説明会というくらいなので今回は大手の司法書士事務所が11事務所も参加があり、しかも事務所側と受験生側双方の合意があればインターンに行くことができる(実際に事務所に行って、仕事の様子を見たり話を聞くことができる機会があるのです)とあって、司法書士業界では有名な事務所の雰囲気を肌で感じる絶好のチャンスなわけなのですね。しかも、こういうイベントは司法書士業界では初めて開かれるものらしいのです。だから、大人数の司法書士受験生が殺到しているのだろうな、競争率高そうだなぁ…と思いながら微妙に気後れしていたのですが…。
合同説明会は2部制で、前半2時間または後半2時間のどちらかに参加できることになってました。それで、自分は後半参加で申し込んで、15時少し前に会場に到着したところ、まだ参加者があまり集まってないようだな〜という感じでした。会場内は広く、間隔を開けて11の事務所それぞれにテーブルと椅子のブースがあり、担当の方と直接話ができるようになっています。多分、新卒の就活イベントなんかと同じようなものなんだろうなと思いました(自分はまともに就活したことないのでよく分かりませんが笑)。後半の開始時刻になったので会場に入り、入口から割と近くの事務所さんのブースが空いていたので、そこで話をし始めたのですが、1つの事務所さんとの話って、まず事務所の事業の説明があって、こちらの試験の出来などが訊かれ、さらに質疑応答をしていると、だいたい30分くらいかかるのですよね。なので自分が2時間で回ることができたのは4事務所で、正直もう少し回れると良かったなと思いました。
そして話の中身はというと、不動産登記がメインのところから、相続登記を中心にしようと活動している事務所さん、さらには不動産も商業も珍しい仕事も何でも請けるというところまで、いろいろとキャラクターの違う事務所さんのお話を伺うことができました。そこで共通して言われたことは「チームワークが大事!」ということ^^; 仕事の件数が増えてくると、一人一人がバラバラに仕事を進めるのではなくて、所内で分業して作業工程を組み上げる方が絶対に効率的ですよね。そして組織的に動くことによって、事務所に所属している司法書士や補助者の人数から考えられるよりもずっと多くの仕事をこなしていくことができます。そのために、周囲と協調して仕事を進められる人というのが、事務所が求める人物像となるのです。しかしそれは、重度のコミュ障である自分には相当にキツイ笑 せっかく会社をやめて資格を取ったとしても、また人間関係に煩わされることになるのかと思うと一気に面倒になってしまいますね。
でもまあ、一人だけで黙々と職人的に仕事を仕上げていく…というやり方は、今後はあまり(少なくともある程度以上の規模の事務所では)求められなくなるのかもしれないな…という気もしました。登記申請における職人的な部分って、もしかしたらAIで代替できるものだったりするのかもしれないし、逆に司法書士の仕事の中でAIに代替できない部分ってやっぱり人と人とがコミュニケーションを取るところなのでしょうからねぇ。また、人数の多い事務所で働くことを避けたとしても、司法書士として仕事をしていく以上はお客さんとのコミュニケーションは絶対に避けられないわけで、社会の中で働くのだからそこは何とかしないとな〜面倒だけど…と思いました^^;
それはともかくとして、自分が話をした事務所さんはいずれも勢いがあって、積極的に業容を拡大していこうという意欲に溢れ、そのために司法書士をたくさん集めているとのことです。そして資格さえ取れれば、年齢も学歴も職歴もほとんど関係ないって感じです。実際、合同説明会のエントリーシートには生年月日を入力する欄はあっても学歴欄はなく、職歴も簡単に入力するだけでした。また、事務所さんと話しているときに学歴も職歴も一切訊かれませんでした。この辺は、一般企業に中途採用で応募するのとはまったく違うところだな…と思いました(ちなみにLECの司法書士制作スタッフは、採用されたら最終学歴の証明書を提出してもらいますが…みたいなことを面接で言われたのですが、それって必要あります? しかも採用といっても正社員ではなく期間の定めのある準社員にすぎないのだし、意味が分からないです笑)。話をして下さった方は、どなたも穏やかで話しやすくてこんな人が上司だったら働きやすそうだな〜と思いましたが、そこは実際職場を見てみたい感じもしますね。一方、インターンに行くためにはインターンに採用されなければいけません。自分と話をしている間も、いろいろとメモを取っておられたようなので、この人はウチの事務所に合いそうか、そもそも試験に受かりそうか、みたいなことをチェックしていたのでしょうね…。まあ何とかどこかにインターンに行けるといいなと思います^^
それにしても、このタイミングでこういうイベントってちょっと気が早いな〜とも思いますよね。だって合格発表があるのは10月なんですよ? そして、よほど自信のある人なら合格推定とかアピールできるかもしれませんが、現実にはなかなかそんなこと言えないですよねぇ…^^; まあでも、何でも早め早めにやるのがいいかもしれないし、とても楽しかったのは良かったです。あとは試験の結果だけが…笑