目指せ!47歳からの司法書士受験!

法律初学者のおっちゃんが合格するまでやりますよー

法律の用語

何かを初めて勉強をする人にとっては、用語の意味を正確に掴むことはとても大切ですよね。民法不動産登記法をはじめとする法律はもちろんみんなそうです。しかし、いざテキストを開いて読んでみると、馴染みのない言葉や言い回しが多くて最初は結構面食らいました。中でも普通に使われている言葉に法律特有の意味があるってのは驚きますよね〜。

 

有名なのは「善意」「悪意」ですかね。道徳的な良し悪しの意味は全くなく、単に知ってるか知らないかだけを表しているとは。一度説明されればインパクトの大きさも相まって間違えることはなくなりますけど、最初にコレを知った時は随分面倒な言葉遣いをするんだなぁと思ったものです。

「社員」という言葉も意外だったなー。普通、その会社で働いている人のことを社員というと思うんですけど、それは使用人とか従業員とか言うんですね。もうちょっと込み入った話になると、抵当権の「譲渡」「放棄」も字面と法律上の意味がかけ離れている気がします。民事訴訟法の「主観的」「客観的」という言い方なんて今でもどっちがどっちか分からなくなることがあります。

 

似たような言葉が並ぶのもややこしいですね。「買戻し」「持ち戻し」「受戻し」とか。買戻しなんて普通にも使うし、持ち戻しとか受戻しは何となく意味が分かりそう…というのがかえって厄介! どれも字面からまったく離れた意味ではないにしても、それだけでは全然想像できない細かい話がたくさんありますよね^^;

根抵当権の「全部譲渡」「分割譲渡」「一部譲渡」とか…どれがどういう要件で何をすることなのか、最初はまったく分かりませんでした。きちんと説明を読めば、全部とか分割とか一部って確かにそうだなーと思うんですけど。

 

まったく知らない言葉とか、いかにも法律用語っぽい言葉なら、これは何だろう?と思って注意するので割とすんなり意味を覚えられたりします。「詐害行為取消権」とか「株券提供公告」とか。でも、日常生活にも出てきそうな言葉に日常の意味とは別の法律的な定義がなされていると、混乱の元ですよねぇ。さすがに今は勉強を始めて8ヶ月も経っているので、少なくとも司法書士試験の範囲内の言葉は一応分かるようになりましたが、なかなかに取っ付きにくさを感じるところではあります^^;