目指せ!47歳からの司法書士受験!

法律初学者のおっちゃんが合格するまでやりますよー

司法書士試験

お久しぶりです

もう丸8ヶ月ほども更新せずに放置してしましました^^; といっても特に体調を崩したりトラブルが発生したりということもなく、普通に暮らしていたのです。しかしずっと前、大手資格予備校のバイトを始めたってことをここに書いたんですけど、その仕事をしてい…

不合格でした^^;

本日16時、令和4年度司法書士筆記試験の合格発表がありました。合格された方、おめでとうございます!設定が緩めの多肢択一や、意表を突く出題だった記述を切り抜けて、見事合格を勝ち取ったのは素晴らしいです。これからのご活躍をお祈りしております! で…

詐害行為取消権(5)

さてここからは、詐害行為が取り消された場合に、各登場人物間の関係がどうなるのかを見ていきましょう。全体としては、逸失した財産が債務者のもとへ戻ってきたら、それはすべての債権者のための共同担保になり、民事執行法に従って強制執行の手続が行われ…

詐害行為取消権(4)

詐害行為取消権の問題でよく出てくるのが転得者ですね。受益者は債務者の詐害行為によって直接利益を得た人で、転得者は受益者以外で利益を得た人のことです。債務者Aが受益者Bに土地を譲渡し、さらにBが転得者Cに土地を転売した、みたいな形で出てきます。…

詐害行為取消権(3)

まだまだ続く要件⑤その行為が債権者を害することを債務者が知っていたこと(詐害の意思)の話。今回は、特定の債権者を利する行為(偏頗行為)と過大な代物弁済等について見てみたいと思います。これらは破産法に同様の仕組みがあって、それを民法に採り入れ…

いよいよ10月^^;

早いもので今年も10月、残り3ヶ月となりました。何かもう、いろんなことがあっという間に時間が過ぎていく気がします。今年は7月3日に司法書士試験があって、それからもう3ヶ月過ぎたのだなぁ…さらに3ヶ月過ぎると今年が終わるのだなぁ…と思うと、なんだか虚…

詐害行為取消権(2)

さて、詐害行為取消権は債務者の責任財産を回復するためにある、という話を前回しました。逸失した財産を取り戻せれば、あとはそこから取り立てればよい、というのが元々の考え方です。でも、今の詐害行為取消権はそれだけが目的なのではなく、現実の社会の…

詐害行為取消権(1)

債権者代位権と並んで、債務者の責任財産保全の役割を果たしてくれるのが「詐害行為取消権」です。最初にテキストでこの名前を見たとき、字面がカッコイイと思いました笑 いかにも不正な行為を取り消して、正しいことをしてくれそうですもんね。まあ何が正し…

不正の行為があったのに…?

という疑問を、誰でも一度は抱くのではないでしょうか。そう、それは「権利義務者の解任」についてです。権利義務者が不正を働いても、解任することはできません。解任の訴えを起こすこともできないのです。このことは、司法書士試験の会社法で出題されてま…

担保付社債信託法…

司法書士試験の会社法で、時々ですが社債について出題されます。社債と聞いたら普通は証券会社などで取り扱っている金融商品の一つであると思いますよね。しかし司法書士試験では社債の金融面について触れられることはなく、専ら手続きの話が出てくるのでし…

根抵当権の確定事由(3)

前回根抵当権の確定の話をしてからずいぶん間が空いてしまいましたが笑、ここからは根抵当権者が複数とか、設定者が複数とか、不動産が複数とかの場合を見てみたいと思います。 ▼共同根抵当権の確定 その設定と同時に同一の債権を担保として数個の不動産につ…

インターン行ってきました(2)

司法書士事務所のインターンは、もう1ヶ所行ってきました。こちらは司法書士業界の巨人というか、所属する司法書士の数も、売上高も、日本有数の規模を誇る大きな法人です。やはり日本有数のターミナル駅から徒歩数分に位置するビルの最上階が集合場所で、近…

インターン行ってきました(1)

さて、今年の司法書士試験の基準点発表祭りも終わって、また合格発表まで神経がピリピリする日常が戻ってきましたね。自分は記述の結果待ちといったところです。やれやれ^^; 先月、リーガルジョブボード主催の合同説明会に行き、そこで面談した4つの司法書士…

根抵当権の確定事由(2)

3日に1回は更新しようと思っているのですが、日付を勘違いしてました^^; ということで根抵当権の確定事由について、前回の続きです。 ⑤確定請求 根抵当権者または設定者が確定請求できる場合があります(398条の19)。まず根抵当権者は、確定期日の定めがな…

合同説明会行ってきました

7月16日、リーガルジョブボード主催による「サマーインターン合同説明会」に行ってきました。何日か前に書いた通り、比較的大きな司法書士事務所10カ所以上が一堂に会する司法書士受験生向けイベントです。こんな機会はなかなかない!というアオリ文句に惹か…

根抵当権の確定事由(1)

司法書士試験では何度も何度も毎年のように出題されている根抵当権ですが、挙動が特殊でイメージが掴みづらいのは相変わらずな感じ笑 出題者にとってはネタが豊富で問題を作りやすいのかもしれませんが、受験生の立場からすると困るのですよねぇ。 さて、普…

今さらですが、お疲れさまでした!

もう一週間以上が経ってしまいましたが、令和4年度の司法書士試験がありました。受験された皆さま、お疲れさまでした^^ 実はまだ自己採点してないのですが、一応近日中にやるつもりです。今後のことも考えないといけませんし。 それで、昨年出遅れた反省から…

ついに7月!

早くも今年の前半が終わって7月になりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。6月中に梅雨明けして、めっちゃ暑い日が続いてますね。ついこの前認定日だったのでハローワークまで片道2.7kmを歩いていったら目が回りそうになりました。でもたまには外に出て…

近況報告^^;

すっかり更新が滞っておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。もう6月も半分過ぎて、模試はLECのスーパー模試2回目を残すのみ。そして本番が2週間ちょっと先にまで迫ってきました。超直前期というヤツですね! このソワソワする気忙しい感じ、嫌いじゃ…

6月ですよ!

さて、蒸し暑い季節になってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。自分はいよいよ今日から花の無職ライフ笑がスタートしましたよ。早速ハロワで失業保険の手続きなどしてこなくちゃですね。健康保険の切り替えは先週やりましたが、区役所の窓口です…

最近の状況

思わず更新が滞ってしまいました^^; 会社の事業停止による残務整理が意外と多くて、普通に仕事してた時よりもずっと忙しいのでした。会社がなくなるときってこんな感じになるんですねぇ…。一応、今月末までは勤務しますが、ちゃんと全部片付くのかな? まあ…

組織再編の債権者保護手続(2)

会社法にしても商業登記法にしても、組織再編がテーマの問題は結構出題されています。そして記述式では、いろいろな論点の中に合併や株式交換が紛れ込んでいる、という問題になっています。結構複雑だったりしますよね。昔は合併や会社分割が単一のテーマと…

組織再編の債権者保護手続(1)

会社法・商業登記法の組織再編のところって皆さん得意ですか? 企業グループ全体を巻き込むような大規模な合従連衡はニュースとして見ている分にはダイナミックで面白いものですが、その中で法的な手続きをしている人たちは大変でしょうねぇ…^^; というか、…

苦手意識^^;

苦手意識というものが一度芽生えてしまうと、払拭するのは難しくてやっかいです。自分は商業登記法がどうにも苦手でやりにくい科目だな…と思ってしまっているのですが、本番までに何とかなるでしょうか? いやいや、絶対に何とかしなければいけないのですよ…

不動産にまつわる特約

民法や不動産登記法のテキストを読んでいると、不動産の賃貸借や抵当権の設定契約にさまざまな特約を付けることができるのだ、という説明があったりします。賃借権の譲渡・転貸を認める旨の特約とか、抵当権の効力が及ぶ範囲についての特約とかが具体例とし…

5月になりました!

試験本番まであと2ヶ月、直前期真っ只中ですが皆さまいかがお過ごしでしょうか。自分は今月末で退職が決まり、6月からの1ヶ月間は専業受験生をやることになりました^^ 仕事に気を取られることなく勉強に専念できるのは有り難いことです。もっとも、この5月は…

供託法の勉強

供託という手続きも、普通の生活をしていたらほとんど接する機会のないものですよね。国がお金や物を預かる…と言えばそうなのですが、銀行やトランクルームと違って何でもかんでも預かってくれるわけではありません。供託とは、ある財産を供託所に提出して管…

スピードアップのトレーニング

ご存知の通り、司法書士試験は午前は多肢択一35問、午後は多肢択一35問+記述式2問が出題されます。このうち午前は制限時間が120分なので、そこそこ余裕をもって解答することができます(それによって平均的に得点が上がる→基準点が上がりやすくなりますけど…

民法177条の第三者(4)

ここで、もう一度民法177条の条文を確認しときましょうか。 民法177条 不動産に関する物権の得喪及び変更は、不動産登記法 (平成16年法律第123号)その他の登記に関する法律の定めるところに従いその登記をしなければ、第三者に対抗することができない。 と…

民法177条の第三者(3)

あれこれ考え始めたらキリがないほど話題のあるところですが、あと少しだけ^^; ●善意でも第三者に当たらない場合 信義則に反することが問題となるところが背信的悪意者と同じだけど、物権変動について善意であっても177条の第三者に当たらない場合があるので…