目指せ!47歳からの司法書士受験!

法律初学者のおっちゃんが合格するまでやりますよー

司法書士のお仕事

司法書士を目指して勉強だ!と日々スタディングの動画を見たり過去問を解いたりしているわけですけど、具体的な仕事の内容というのはなかなか分かりません。自分の場合そもそも司法書士を目指すきっかけからして、行政書士の勉強を始めてみたら面白くなって司法書士もやってみようかな~というくらいのもので、仕事に憧れていたとか実務上必要があったということは全然ありませんでした^^; 司法書士行政書士と間違われやすい!という有名な司法書士あるある?ありますよね。確かに自分も資格を取ろうと思うまでは、行政書士司法書士も存在は知っていましたがそれぞれ何をする人なのかはまったく分かっていなかったのです。

 

さすがに今は不動産登記法商業登記法の試験勉強をしているし、司法書士YouTuberの先生方の動画を見たりもしていますから、実務について多少のイメージは持てるようになりました。しかし、司法書士の仕事ぶりが垣間見えるような本となると、あまり見かけないな~と思っていたのですが…こんな本が出ているのを見付けました。

 
現役の司法書士の先生が、実際の経験を元にして不動産登記や遺言・相続などについての具体的な進め方や注意点などを語っています。司法書士って“代書屋”と言われるくらいだから書類だけ作っていればいいのかと思ったら、実は人相手の部分がメチャメチャ重要なのですね(まあこれは何の仕事でもそうでしょうけど)。純粋に試験のための勉強だけをしている間は、法定相続分は配偶者が2分の1で~とか、誰々の承諾証明情報を添付して~とか解答するだけですが、実際は具体的に相続分を決めたり誰かの承諾を得たりするのにもの凄い時間と手間がかかっているわけです。高齢者の意思確認の注意点とか、本心では印鑑を押したくない人は綺麗に押されないことが多いとか朱肉は持参した方がいいとか、個人間のお金の貸し借りとか抵当権設定とか、寄与分特別受益とか、試験勉強だけでは窺い知ることのできない話がたくさん載っていてとても面白いと思いました。
 
それにしても司法書士の仕事って、やり甲斐はあるにしても、かなり気苦労の多い仕事であることは確かなようですね…。実務では本当にいろいろなことがあるようですし、ある程度は経験積んでから独立開業を考える方がいいかなぁ^^;