目指せ!47歳からの司法書士受験!

法律初学者のおっちゃんが合格するまでやりますよー

司法書士のお仕事(2)

司法書士法第1条で、司法書士は「登記、供託、訴訟その他の法律事務の専門家」とされています。このうちメインの業務はやっぱり登記なのでしょうね。試験科目の中で記述式の出題があるのは不動産登記法商業登記法なわけですし。供託も、登記の手続に組み込まれていたりするし、試験科目に供託法があるから何とかイメージが湧きます。しかし“訴訟”と言われると、それはまず弁護士さんの仕事って気がするし、かなり縁遠い感じがします。民事訴訟法なんて難しいというかややこしいというか、誰が何をしているのかよく分からないのですよねぇ^^;

 

で、世間的にも裁判といえば真っ先に弁護士ってことになると思うんですけど、ご存知の通り司法書士も認定司法書士になれば簡易裁判所での訴訟代理をすることができます。消費者金融の個人向け融資が焦げ付いたとかいうのは、140万円に収まる場合が多いんでしょうかね。といっても、現実には認定司法書士が訴訟代理人になる仕事はそんなに多くない…と聞いたことがあるのですが、中にはこんなことをされている方もいらっしゃいます。

www.sankei.com

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後払い現金化という方法でお金を貸していた業者を訴えた、という事件です。原告6人で訴額110万円だから、割と小口の案件ということになるのかもしれませんけど、れっきとした訴訟なのですよ。そして、この原告団を取りまとめているのは(弁護士もいるのかもしれないけど)司法書士みたいなのですね。凄いなぁ…。“後払い現金化”の何が問題なのかはググっていただくとして、困っている人たちの相談に乗って、その中から同じ類型のトラブルに遭っている人たちをまとめて、実際に訴訟を提起して相手方と対決する…なんて自分にはとてもできそうにありません^^; でも司法書士としてそういう仕事を手がけている人もいるのかと思うと、身の引き締まる思いがします。

 

法律のことをいろいろ勉強したのだから、それを使って何か世の中の役に立つことをしたい!と思うのは自然なことだと思います。といっても、こういう仕事はなかなかできることではないし、原告が6人というところも大変だろうなと思います。でもそういうのって憧れますよねぇ。単純にカッコイイと思いますし(^^)