目指せ!47歳からの司法書士受験!

法律初学者のおっちゃんが合格するまでやりますよー

試験の成績と今後の方針

さて、これから令和4年度の試験に向け勉強をするにあたって、前回の反省しつつ今後の方針を考えたいと思います。まず、実際何点だったのか。数日前に法務省から成績の通知が届きまして、そこに点数が載っているのです。なので、恥ずかしながらここで公開しちゃいましょう笑 ちなみに令和3年度試験の基準点は、午後81点、午後多肢択一66点、午後記述式34.0点です。

 

●令和3年度司法書士試験の成績

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ということで、午前の部:81点、午後の部(多肢択一式):57点でした! 実は午前の得点が基準点に一応達していたのには自分でもびっくりしました笑 そして午後の多肢択一が基準点に届かなかったため、記述式の採点はされていません。残念。

午前午後それぞれ詳しく見ていきましょう。午前は憲法と刑法がそれぞれ3問中2問正解、つまりそれぞれ1問ずつ落としてしまいましたが、これは許容範囲かな。そして会社法(商法)が9問中8問取れたのは良かったです。しかし民法で20問中5問も落としたのは落としすぎ。民法、ちょっと油断してたからなぁ…^^;

午後は、民事訴訟法(多分、民訴系3法のことですかね)が7問中5問、司法書士法1問、供託法3問が正解で、これらはまあ良いでしょう。しかし…、不動産登記法は16問中9問、商業登記法に至っては8問中1問しか正解できなかったという惨憺たる結果。…確かに不動産登記法商業登記法の択一はマズイと思ってましたよ。でもまさかこれほどとは…^^;

 

で。上記の成績を踏まえて、前回試験について思ったことや反省点を。

・よく言われている通り、司法書士試験は範囲が広く、しかもどの科目もそこそこ細かい知識を求められます。だから必然的にたくさん勉強しなければいけないことになりますが、働きながらの生活の中で民法をやって会社法をやって…と回そうとすると、1回のサイクルが長くなりすぎて、2回目に民法をやる頃には1回目にやったことを忘れていることが多かったです。記憶がなかなか定着しないのですよね。正直なところ、量と深さに翻弄されて、こなしきれなかったことは否定できません。

スタディングの司法書士講座は、内容的に不満に思うことは特にありませんでした。会社法は詰め込み具合がハンパではなく講義についていくのは大変ですが、ある程度勉強が進んでから見直してみると、この説明はあの問題で出題されてたな…というところばかりなのが分かります。“スキマ時間”で勉強できるようにするために、極限までムダを省いたって感じなのです。しかし紙のテキストがなく(あるけど動画のスライドをプリントして綴じただけなのですよね)、後からちょこっと確認したい…みたいなことをするのはやりにくいです。それからスタディングの過去問(スマート問題集とセレクト過去問)は選択肢ごとに解説があり、問題の量も多いと思いますが、解説がスッキリしすぎて“分かってる”人向けです。ある程度実力が付いてから、点を取るというよりは典型的な問題を落とさないためのトレーニングに使うのがいいのかなと思いました。

司法書士の業務に一番近い科目と言ったらやはり不動産登記法商業登記法ということになるのでしょうけど…この2科目が壊滅的でした^^; それでも不動産登記法スタディングの過去問も合格ゾーン過去問集も一応やったんですけどね…。商業登記法は、はっきりいってあまり勉強してませんでした。記述式の問題を毎日1問ずつ解くようにしていたから、それで何とかなるでしょ…と思ってましたが、まあ甘かったです。完全に勉強不足による実力不足でした。

・言い訳になってしまいますけど、直前期に1ヶ月近く入院したのは大ダメージでした。何しろまともに本も読めないし動画も視聴できないし、模試も伊藤塾1回目以外はまったく受験することができず、何より気力に悪影響がありますね。というか、こういうリスクもあるんだな…というのを思い知らされました。

 

それでは、これからどうしていくのかを考えましょう。

▼広大な試験範囲を効率よく押さえていくために、漫然と過去問全部を解いていこうと考えるのはやめて、ある程度抜粋された教材を使うことにしようかなと思います。伊藤塾やオートマの過去問集、今回から一般向け販売が始まるらしいLECの過去問肢集などが考えられますね。LECの合格ゾーン過去問集は、問題によっては非常に詳細な解説が載っていて知識の拡充という意味では大変助かるのですが、それを全部やっていると時間が足りなくなります。そこで普段はセレクトされた問題集をやって、不正解の多い苦手分野については合格ゾーンでたくさん問題をこなしつつ解説を読んで補強する、というやり方をしてみようと思います。

スタディング司法書士講座は、引き続き2022年合格目標のコースを申し込みました。何しろ再チャレンジ向けの料金が約3万円と、他の通信講座や予備校の講座に比べて圧倒的に安いものですから笑 前回は、内容を理解するために何度も動画を見る必要があって、それが思いのほか時間を取ってしまっていましたが、今回は2回目なので再確認の意味で一通り見て、あとは問題集をどんどん繰り返すことにしようと思います。

不動産登記法商業登記法は、コツコツと知識を積み上げていくほかないかなぁ…。まずはスタディングの講座やその他テキストを使って、基本から勉強しなおさなければいけません。そして間が空くの忘れてしまうので、この2科目に関しては毎日必ず、ほんの1~2問でもいいから問題を解くことを習慣づけようと思います。特に商業登記法はあまりにも酷すぎますからねぇ…多肢択一で基準点に達しないと記述が採点されないとはどういうことか、イヤというほど思い知らされる最大の原因になってしまってます^^;

▼午前の民法も不安の残る結果でしたので、強化していくべきですね。取りあえずスタディングの講座を見るのは見るとして、それとは別に法学部のテキストとして使われているような初学者向けの基本書を読み進めています。これによって、試験のための知識をひたすら集めるというのではなく、知識の筋道というかバックボーンが作れるといいなと思うのですよ。基本書を読むのは多少時間がかかりますが、過去問に出てきた知識を闇雲に丸暗記するよりは、結局は効率が良くなるのではないかと思っているのですが…はてさて^^;

▼COVID-19のような感染症に罹ってしまうことを完全に防ぐことはできませんけど、日頃から健康に気を付けることでリスクを低減することはできます。なるべく規則正しい生活を送る、暴飲暴食をしない、今何とか続いているジョギングもやめずに継続する、などで健康増進や体力向上に努めたいところですね。会社員を続けながらの受験勉強ということで生活パターンを大幅に変更することはできないので、多分勉強のペースもそれほど変えられないと思いますが、少なくとも体調不良によって模試が受けられない、みたいな事態は避けたいのです。健康な状態でないと効率悪くなりますし、模試の結果を見て弱点を補強する、みたいな基本中の基本のやり方すらできなくなりますからねぇ。

 

次回試験は、例年通りであれば令和4年7月3日(日)に行われるでしょう。もう残り9ヶ月を切っているのですよね。頑張らなくちゃー!