目指せ!47歳からの司法書士受験!

法律初学者のおっちゃんが合格するまでやりますよー

改めてスタディング基本講座を視聴

令和3年の試験も終わって、取りあえず一息入れている方が多いと思います。実は自分はまだ多肢択一の自己採点もしていないのですが、そろそろやった方がいいかなぁ…。しばらく司法書士試験から離れてのんびりしたいなと思ったり…。しかし、まったく何の勉強もせずにいると会社法やら民訴系3法やらの細かいアレコレをすっかり忘れてしまいそうなので、一応毎日ちょこっとずつスタディングの動画を見直すことにしています。

 

ところで司法書士の勉強を始めた頃のことを思い返してみると、使用するテキストとして基本書と問題集があって、まず基本書を一通り読んで大まかに内容が分かったら問題集をやる(過去問を回すとか)というやり方が一般的というのをネットで見ました。そうか、まず基本書となるテキストを見付けるべきだなと思ったのですが、それから1ヶ月ほどやってみて、自力のみでテキストを解読するのは無理という結論に達しました。それでスタディングの司法書士講座を申し込んだので、結局本としてのテキストらしいテキストはしばらく何も使っていませんでした。つまり、自分にとってはスタディングの動画が基本書なのです。実際、今年に入ったあたりまではテキストとしての本は全然読んでなくて、繰り返し動画を見て過去問を解いて、その後は合格ゾーン過去問集をやる…という感じで勉強してました。紙の本を使わなくても大丈夫だろうか…と最初は思ってたんですけど、やってみるとどうにかなるもんですね。これでホントに合格できるかは分かりませんが^^;

 

で、スタディングの民法不動産登記法の基本講座は、それぞれ100回ずつの長丁場なだけにいろんなことをじっくり話してくれる感じで、法律の勉強してるな〜みたいに思ってました。司法書士講座全体の前半ですし、多少ほんわかした雰囲気かも。一方、会社法とか民事訴訟法とかの講義は、細かいことを早口でたくさん話すので(動画を少しでも短くしたいのかもしれませんね…)、ついていくのは結構大変です笑 前にも書いたと思いますが、特に会社法は講義を1回見ただけでは内容が頭に全然残らなかったりします。でも動画を見る→過去問を解いて解説を読む、というサイクルを何度か繰り返していると、だんだんと頭の中が整理されてくるから不思議ですよねぇ。それで合格ゾーンを見てみると、スタディングの過去問集には出てこない問題もたくさんあるわけですが、それらもあらかた勉強に使える(=合格ゾーンの解説を読んで意味が分かる)ようにはなりました。そこまで来れれば、合格ゾーンを回すのもちょっと楽しくなりますよね?^^;

 

今年に入ってからは記述式の講義が始まったのでその練習を少しずつやりながら、択一式の過去問を解いたりしてました。しかし会社法民事訴訟法がどうしても整理しきれないので、いったん他の本を読んでみようってことでオートマのテキストを買ってみたのですが、内容がとても面白いですね! 具体的にどういう場面なのか、何の目的でできた制度なのか、みたいな話が面白おかしく書かれていて、理解する上でとても助かりました。自分が使っているのは会社法商業登記法の上下巻2冊と民訴系3法の計3冊だけですけど、他の科目も去年のうちに動画と並行して読んでおいても良かったなと思ってます。

 

あ、記述式については去年のうちに不動産登記法商業登記法もオートマのテキストを買い込んでパラパラ読み始めましたが、最初はやはりまったくついていけなかったですよ。抵当権の登記事項は何かとか、公開会社に必要な機関は何かとかいうレベルのことすらちゃんと分かってなかったので当然ですが…。その点、本試験の過去問ベースの基礎講座で頻出論点を狙い撃ちで解説してくれて、その後は平成20年度から令和2年度までの過去問を全部説明してくれるスタディングは有り難いです。

 

なお、さっきスタディングの民法不動産登記法が長丁場とか言いましたが、司法書士講座全体の講義の時間数は、LECや伊藤塾のような大手予備校の標準的なカリキュラムと比べると半分程度のようです。それだけスタディングは内容が詰め込まれているのか、それとも取りこぼしている部分があるのか…少なくとも自分が見た感じでは、平成10年代以降の過去問に出てくる論点のうちスタディングの講座でかすりもしなかったというものは、ほとんどないんじゃないかな~と思います。逆に、ちょっと過剰ではないかと思うものもありますね。たとえば詐害行為取消権の解説はとても詳細で面白いのですけど、試験でホントにそんなに細かいことまで問われるだろうか…みたいな(令和3年の民法では、詐害行為取消権は出題されませんでした)。

 

…という感じでいろいろやってみて、本試験も終わって、改めて動画を視聴してみると、過去問で見たアレはここで説明されているな、本試験のコレもここに出てる、というのがたくさんあって、動画の内容の濃さを実感するとともに、今まで何を見てたんだ…!という自分に対する残念な気持ちにもなりました^^; つい集中力が途切れてしまうことがあるのですよねぇ。それはともかく、動画では結構細かいところにもちゃんと触れている(サラッと一言コメントするだけのことも多いのですけど)ので、動画を見返すのは復習としてはとてもいい感じ。実戦的に過去問を解きまくるのに並行して、時々は基本講座の動画を視聴し直そうと思いました。まあ、過去問でよく分からないところが出てきたらテキストに戻って確認する…というのと同じことですね。それには動画より紙の本の方がいいかもと思ったりもするのですが。