目指せ!47歳からの司法書士受験!

法律初学者のおっちゃんが合格するまでやりますよー

伊藤塾プレ模試

先ほど大きな地震があり、東京も結構揺れましたが皆さん大丈夫でしょうか? 揺れはともかく停電するのが困りますよね^^;

 

さて、もう30年ほど前のことですが、自分が大学を受験していた頃は、大手予備校がやっていた模試を定期的に受けていました。全国総合模試とか、何とか大学模試とか、そういうやつですね。で、学校の先生にも予備校の先生にも「模試を受けたらしっかりと復習しておきなさい!」と、よく言われたものです。でも正直、模試の復習てほとんどやらなかったなぁ…復習は使い慣れた問題集を繰り返すって感じでした。模試の問題って、なぜか2度は解く気にならなかったんですよねぇ…。

 

それはともかく、この前の土曜日に伊藤塾のプレ模試を受けてきました。渋谷のフォーラムエイトという、道玄坂の途中にあるちょっと古いビルの大きな会議室でした。受験者は意外と多く、70〜80人くらいはいたんじゃないですかねぇ。自分は電車の時間を読み間違えてて到着が9時15分くらいになりましたが、その時はもう空席が少なかったです。朝9時に渋谷って、自分としてはちょっと行きにくくて面倒なのですよね笑 あとこれは会場に行ってから気付いたんですけど、プレ模試って記述は採点されないのですよ(解答用紙を持ち帰って自己採点)。それにはちょっとがっかり。でも逆に考えれば気楽に受けられるって感じでしょうか。

 

まず、午前はじっくり問題を読みます。組合せ問題でも選択肢を5つともちゃんと読んで、選択肢ごとにどこが間違っているかを確認するようにしましたよ。民法はまあまあそれでやれるし、そういえばコレ過去問で見たなぁ…みたいな問題もチラホラあって、前回の同時期に比べたら知識量が増えてきたんだな〜とは思います。しかし、会社法はまだまだあやふやなところが多いし、憲法や刑法は過去問で見たことのない論点というか、隙を突かれる感じがしました笑 全体としては、もうちょっと余裕を持って解けるようになるといいんですけどねぇ…。

そして午後。まず多肢択一を60分で解答することを目標に、第1問から第11問までのマイナー科目を一気に片付ける…はずが、なかなかそうは上手くいかないのです^^; 民事訴訟法とか、ちょっと問われ方が変わったりすると思わず問題文をじっと見入ってしまって思いのほか時間を使ってしまいます。結局、マイナー科目を全部解答するのに15分ほどはかかりました。第12問から第27問の不動産登記法は、前回受けた伊藤塾の模試よりは易しく感じましたが、やはりスムーズに次々解けるって感じではないのです。第28問からの商業登記法も同様。確信を持ってこの選択肢はダメでこの選択肢はOK、と思える問題よりも、何となくコレとコレは違うっぽいなぁ…みたいな感じで曖昧に解答してしまう問題が多かったです。これはいけませんね。

まあでも一応60分ちょいで多肢択一の解答が終了し、マークシートを塗り潰してから記述式を解きました。不動産登記法は、申請すべき登記が何かは割とすぐ分かるのですけど、「~の理由を書きなさい」というタイプの問題がたくさん出て、それの解答を考えるのが大変でした。要件を何となく覚えているという程度でも多肢択一なら解答はできますけど、記述となるとそれではちゃんと書けないですしねぇ。商業登記法も、大筋で何が起こっているのかはすぐ分かるのですけど、いろいろなことを見落としてしまいまいた。こちらも「誰々が何々した理由を書きなさい」という問題が出ていて、そこで親会社子会社の関係になるから兼任禁止規定に引っかかる、というところには気が付いても(これは過去問にもありましたね確か)、そこからさらに親会社の社外取締役の社外性喪失には気が回りませんでした。まだまだだな^^;

 

ということで、取りあえず多肢択一の自己採点をしてみたところ、午前29問午後25問正解でした。う〜ん微妙^^; 午前は、刑法を2問も間違えてしまいました。過失犯とか殺人罪の周辺の話は正直あまりよく知らなかったので、この問題によって勉強させてもらいます。会社法も2問不正解だったのですが、そのうち1問は商法の代理商の問題。いや〜、そういえば行政書士の商法・会社法のテキストに代理商って載ってたような…。あとは憲法で1問、民法で1問落としていました。憲法も知らない話が出てきたので、この機会に覚えておきたいです。民法無権代理の問題で間違えてる…でも今読み返すとなぜ間違ったのか分かりません。舞い上がっていたのかなぁ…^^;

午後は、やっぱり多肢択一35問を60分で解くというのは、まだ実力的に難しいのかなぁという気がします。特に不動産登記法で4問、商業登記法で3問落としたのは困りものですねぇ…。とにかく速く答えを出さなくちゃ!と思いながら読んでいるので、単純な読み間違い(文末が「〜できない」となっているのを「〜できる」と思い込むとか)が増える感じがします。それに、そもそもの知識がまだしっかり固まってないのが大問題。正解できたところも組合せに助けられていることが多く、ちょっと聞き方を変えられたり、個数問題になったりしたら答えられないかもしれません。もっと知識を確実にして余裕を持てるようにならないと、読み間違いを減らすのも難しいかな…という感じで、気が重くなりますね。まあでも一応、前回の本試験で不動産登記法8問、商業登記法7問も落としていたことを考えたら、多少は良くなったと前向きに考えてもいいものなのか…笑 ともかく、午後の科目の多肢択一はもっと強化しなければ、です。

 

そして今さらですけど、今回初めてまじまじと記述式の採点基準というか、どの項目にどのように配点されているのかをじっくりと見たのですが…見れば見るほど、記述式は点数を取るという意味では効率が悪いな、と思いました。たとえば今回、商業登記法で「登記できることがあれば記入しなさい」という問題が出ました。登記すべきことがあれば解答欄にそれを書き、なければ解答欄に斜線を引きます。それで問題文や資料を何度読み返しても登記が必要な事柄は見付からないのですが、だからといって登記できることはない!と言い切ってしまうのは勇気が要りますよね? 斜線を引いたり、不動産登記法で「登記不要」と書いたりするのは、なかなか強い決断力が求められるのです。自分も結構長い時間迷って、最後の最後に斜線を引きました。で、試験時間が終わって正解を見たら、やっぱり登記すべきことはなかったのですけど、その配点がたったの3点なのですよ^^; 試験中、あ~これは引っかけ問題だろうか、自分が何かに気付いていないままなのだろうか、それともやっぱり本当に登記することはないのだろうか、ここで点数に差が付いて不合格になったらどうしよう…みたいなイヤなプレッシャーに耐えて、それで影響する点数は3点だけ…ってちょっと割に合いませんね笑

スタディングの山田先生は、この手の問題は「登記できることを前提に解答して良いと思います」とおっしゃっていますが、本当にその通りだよなぁ…と思います。何しろ、斜線を引くべき解答欄に勢い余って何かを書き込んだとしても、それで落とす点数は3点でしかなく、他の部分で充分に取り返せるのです。というか、ここで決断力がどうこう言っているよりは、多肢択一で1問上乗せして3点稼ぐ方が可能性が高そう。だから考え込んでいる時間がもったいないのですよね。もちろん、自信を持って「登記できることはない」と言い切れるのがベストなのは言うまでもありませんが、そんな完璧な状態にはなかなかなれませんし、割り切るべきところは割り切る決断の方が重要だと思いました。

 

そんなこんなで今回のプレ模試ではいろいろ課題が明らかにでき、受けて良かったです。前回の本試験以来、初めてまともに全科目を解答しましたが、やっぱり大変な試験だなぁと思いました。花粉症がツライ時期ですけど頑張りましょうね!^^